DMMの強みを活かし、世界を目指す

  • 鶴田直一(執行役員 エンターテインメント本部 本部長)
  • 堀浩章(アニメーション事業部 プロデューサー)

新規事業企画の勘どころ


まずお二人の経歴を教えていただけますか?

鶴田

DMMへは2011年の夏ごろ入社しました。入社してから村中役員のもとで新規事業企画をやる中で、初めは公営競技事業部の立ち上げに携わりました。その後、アミューズメント事業部、二次元事業部と所属したあと、多くの新規事業を立ち上げている経営企画室に配属になりました。その中でアニメーション事業立ち上げに携わり、現在に至ります。

僕は2011年の4月にWebエンジニアとして入社し、3~4年プラットフォームやサービスを担当していました。いずれはディレクターなどの方向にいけたらと考えていたのですが、村中役員から「企画とか営業に来てみたら?」と声をかけていただき、そこから企画営業にキャリアチェンジしました。
鶴田さんと同じ経営企画室で、いろんなことをやりましたね。アイドル事業部を手伝だったり、昨年ようやく世に出ましたけどバヌーシーの立ち上げに携わったりして、現在に至ります。

アニメーション事業部を立ち上げるきっかけや経緯はどんなものがあったんですか?

鶴田

オンラインゲーム事業部やmake事業部、VRシアターなどがきっかけで、IP(知的財産)を生み出すことに力を入れていこうという方針になったんです。日本で海外に通用するIPといったら「アニメだ!」ということで事業部を立ち上げる運びとなりました。僕自身アニメを普段見たことがなかったので、あまり自信がない中で最初はなにもかも手探りで始めました。
過去のデータはたくさんあるので「この手のジャンルのものは何本くらいのDVDが売れたので、これぐらいの収支は見込める」といった数字を最初は判断軸にしてましたね。今はその通りにはいかないことがはっきりしてるので、データだけではなくこの作品は何本くらいの売り上げを目標にするとか、そういった自分の感覚も大切にしています。

「コンテンツを扱う」という意識


アニメーション事業部での現在のお二人の役割を教えてください。

鶴田

プロデューサーの人たちの「こういうのやりたいです」という申請に対して、ジャッジするのはもちろん、2~3年後に「アニメのビジネスってどうなる?」とか「お客さんの視聴習慣がどうなっている?」といったことを考えた上で、「その時にはこんなことが困るんじゃないか」、「こんなニーズがあるんじゃないか」ということを考えながら、事業を引っ張っていくことが役目だと思ってます。

私はプロデューサーとしての企画が主になります。社内的にはアニメーション事業部とライツ管理部という側面があり、「アニメーション事業部」が企画して世に出るまで、「ライツ管理部」ができたIPを色々な形のビジネスにしていくという流れになります。なので僕たちはとにかく売れるものを作る必要があるし、その種探しをするのが役割です。

「売れるものを作る」、企画力が物を言いそうですね。

そうですね。1つの作品を作るのに2~3年かかるので、結果がわかるまでにすごく時間を要します。企画だけではなく最後までやりきる力も必要ですし、個人の力ではそこまで持っていくことは難しいので、チーム力は不可欠ですね。

先ほど鶴田さんはアニメはあまり見てなかったとおっしゃっていましたが、堀さんはどうですか?

私もそうですよ。鶴田さんもそうだと思いますけど、アニメに触れたのは、ほぼ社会人になってからです。我々の事業部では必ずしもアニメを好きという必要はないと思いますが、コンテンツを扱うということに興味がある必要はあると思います。
ただ、アニメを好きな必要がないからといって、なにもインプットをしなくてもいいというわけではありません。アニメでもなんでも、ものを作るからには好き嫌い関係なく、まずそれを研究しますよね。
アニメは娯楽物だから商品研究として捉えない人が多かったりしますが、それは違うと思います。過去の事例や、良いもの悪いものを知らないと、やはり良いものは作れないし、そういった意味で言うと「コンテンツに関わっていきたい」という強い思いがないと、厳しいですね。

アニメ事業にかかわるにはどんな勉強や情報収集をする必要がありますか?

基本的にインプットの量は尋常じゃないです(笑)。

鶴田

そうですね。IPの世界はもちろん、出版社や制作会社と話をするときにその業界のことを全く知らないと失礼にあたるので、ある程度の知識を入れておく必要はあります。

純粋に作品を企画するために、ということでのインプットという事もありますが、今言っていたように、関わる人も多いので本当に多くの知識が必要になります。アニメとか漫画だからわかりづらいですけど、普通のビジネスで考えると、相手のことを知って商談に望むというのは当然ですよね。作品の知識などをしっかり準備して商談に臨むと、やっぱり身のある話ができるというのは本当に実感します。

DMMがアニメ事業をやる強みっていうのはどういったものがあるんですか?

鶴田

あまり大きな声では言えませんが、資金力があるというのは強みの一つであると思います。あとはアニメの事業というのは、アニメを作ることで生まれた権利を何かしらで活かすことで、初めてお金になるんです。
配信やDVD販売、グッズを作って商品にしたり。DMMはそのようなことを得意としているので、アニメから派生するビジネスを考えると、これは他社にはなかなかない強みを持っていると思っています。

なるほど、確かにそうですね!逆にここはまだまだ頑張らないといけないと感じてる点はありますか?

鶴田

まずは「ヒット作を出す」ということですね。今はそのために色々と準備をしている段階です。具体的には言えませんがヒット作になりそうなものがいっぱいあります。

そうですね。まずはアニメで「ヒット作」を出し、加えてDMMの強みであるゲームを同時に盛り上げられるようなIPを作り上げていきたいですね。

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